2019.03.07

地球環境委員長賞を受賞しました。

私は今長崎に来ています。

静岡を飛び立ったときには曇っていた空がきれいな青空に変わっていった。長崎は太陽の日差しが眩しく暖かい。長崎の駅に降り立つと坂の町が姿を表しました。
これが、以前杉村が「健康と坂道の関係性が気になって歩いてきたよ」って言っていた坂の町か、と思いながら会場に急ぎました。

実は今日明日と第49回中小企業問題全国研究集会が開催され、その会場で「同友エコ地球環境委員長賞」の表彰をされるとのことで長崎にやってきたのです。

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「地球環境委員長賞」名前もさることながら私達のやってきたことが評価され、全国1800社のエントリーの中から選ばれとても光栄な賞をいただけたとスタッフみんなで喜んでいます。

私たちがForward to 1985 energy lifeのアドバイザー拠点として進めてきた「小さなエネルギーで豊かに暮らす住まい作り」を提案する過程で誕生した、スマートフォンアプリ。この省エネツールと提案がその取り組みとともに評価されました。

国の住宅省エネ基準の義務化が見送られたこともあり、改めてSDG’s(持続可能な開発目標)やパリ協定などへの責任論も浮上しています。家庭で増え続ける消費エネルギーを減らすためには、住まいのつくり手とすまい手が協力して家や暮らしに工夫こらす必要があるのですが、なかなか思うようには進みません。

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会場に到着すると、全国から研修会に参加するために集まった1300人の経営者の姿がありました。

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地方の工務店がこのような晴れ舞台で受賞されることに、私達でいいのかなと気弱になってしまいました。でも、このアプリできたのはたくさんの方の熱いご協力があっての賜物です。これまでもそしてこれからも力を貸していただける皆さまに感謝し、また私達の励みのためにもしっかり受け取りたいと思いました。

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先輩経営者の方々に見守られる中の表彰式は緊張、緊張です。

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式が終わって多くの方とお話が出来ました。そして何よりもスマートフォンアプリ「わが家の省エネ手帳」のお話が出来きて良かったです。スマートフォンを手に「こんなふうに使えます」と手と手をつないでいきました。この小さな手の輪が大きな輪になっていけばいいなと思います。

手のひらに握ったスマートフォンから省エネを考え実践してみる。わが家の省エネ手帳。まさに「手のひらからの省エネ」なのです。「手のひらの省エネ」これを合言葉に今日、集まった手と手が新たなスタート台に立たせてくれました。

住まいのエネルギーについて語るとき、育暮家は里山の暮らしを思い浮かべます。 ほんの少し前までは、裏山の木で家を建て、雑木を切り出し火を起こし食事の支度や暖をとる生活でした。自分の家で使うエネルギーは自分で調達する。私たちの当たり前でした。あの時代には戻れませんが、エンルギーを自給したり節約する事は出来ます。目標を立てて出来ることから始めていく。その時、お役に立てていただきたいのがアプリ「手のひらの省エネ」です。

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温暖と言われる静岡の住まいは、寒い北海道より暖房エネルギーを使っていません。でも家の中は北海道の家よりずーと寒い。このミスマッチを解消しながら快適な暮らし作りに向かっていく。その先にはパリ協定をクリアする姿、こんな夢が膨らんだ長崎の2日間でした。

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アプリの勉強会はこれから定期的に開催して行く予定です。興味があるからだけでなく、まずは手にしていただく。「手のひらからの省エネ」を是非一緒に進めていきましょう。

手のひら

私のいない間の2日間に事務所のお隣の河津桜は満開になったと聞かせれました。

こちらからも長崎の春を探して持ち帰ります。

寺坂