2020.09.13.日 「未来の子供たちに残す家」どんな人たちがどんな思いでつくった家なのかが伝わる家づくりをしたい。

 

一昨年、菊川市で建てさせていただいた「私の小さな森の家」の住まい手さんのお友達が描いてくれたというスケッチが届いていました。

60代前後のご夫婦が小さな家に建て替えたお住いです。

太陽光発電が載った

「育暮家のエネルギー自給住宅」です。

この絵を眺めながら、改めてこれから育暮家が建てるまた、リフォームする家が「幸せ」を育む家になってほしいなあ、と思います。

思わず奥様が上げた手に応えて「はーーい」と応えてしまいそうです。

 

実際の建物はこの画像です。

 

現場は相変わらずゲリラ豪雨を気にしながらの作業が続いています。

まだまだ高温が続く各地の気温、それでも熱波から少しづつ解放されつつありますね。

中部地区ではようやく県をまたいだ移動が緩和され

そんな空気も手伝ってか家づくりに少しづつ気持ちを入れていく方が増えている気がします。

私たちも自粛していた見学会をそろそろと開催していきます。

コロナ対策は続けながら。

 

今回の見学会にお借りする家は50.60.70代からの家づくりです。

これからの私たちの家づくりのテーマは

「小さな家」、「未来の子供たちに残す家」になります。

HPではこちらにまとめました

「未来の子供たちに残す家」・・

未来に、この言葉があちらこちらに増えていますね。

 

ここでなぜ、私たちがを家づくりのテーマとして「未来の子供たちに残す家」を

挙げるようになったのかを少しお話させてください。

コロナ禍が始まる前今年1月、先代社長、現在技術コーチとしてスタッフや私をサポートしている杉村がスイス、ドイツとミニ視察に出かけました。

スイスの小さな村の家具工房も見学したようです。

そこの家具工房は全く接着剤を使わないで家具やキッチンをつくっているというのです。

それはなぜ、「私たちは未来に何を残していけばいいのかを問いかける中で生まれた家具です」

そのように話す家具工房社長に共感し、私に提案したのです。

「家づくりには少なくても2人のお施主様がいるよね」

「一人は家づくりを依頼してくださる住まい手さん」「もう一人はその家を引き継ぐ・未来の子供たち」

「だから、育暮家の家づくりは・未来の子供たちが引継ぎ、暮らしていくための価値を目標にしていることを伝えよう」

帰ってくるなり私に熱く語るのです。

そうして、未来につなぐ家を今やれていることから整理していきました。

まとまるとHPに「未来の子供たちに残す家」のページが生まれました。

 

これまでもいろんな表現を使って育暮家の家づくりを伝えてきましたが、

「家づくりを通してつなぐお手伝い」

これは変わらない育暮家のコンセプトです。

 

家は多様なつなぎ方で長く使われていく時代です。

住宅の機能、性能はもちろんですが、

なによりも、「どんな人たちがどんな思いでつくった家なのかが伝わる家づくりを続けていきたい」

 

これから、中古住宅(これに変わるいい言葉が早く生まれるといいのですが)の流通促進が進みます。

家が誰がつくったのかわからないただの箱になっていくのではとてもさみしいです。

まだまだ、未熟な育暮家です。

住まい手さんの力を借りながら、

「未来の子供たちに残す家」にチャレンジし

住まい手さん、つくり手の思いが次世代にも伝わっていく家づくりを目指していきます。

 

今月末から来月初め

50.60.70代の家と暮しづくりの完成見学会があります。

予約制です。

是非、私たちの家づくりを体験していただき、いろいろお話しましょう。

来場お待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

2020/09/13/日 10:02 am Category:新社長の It's fineday