2019.02.05.火 瓦屋根を考える

 

お正月に嫁さんと恒例の小旅行に出かけました。

あんこ好きな私の旅ルートには甘いものが付きまといます。

と言うわけで、目的地の一つは近江八幡にあるたねやさんのお店ラコリーナでした。

近江八幡は歴史ある3方よしを大事にする商人の町、瓦屋根や土壁の古い家が残っています。

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小さな町の一角にかわらミュージアムがあります。

瓦の歴史や産地のことなど瓦の情報がいっぱいです。

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瓦の型取り板も並んでいます。

内部の展示も興味がわきますが見どころはアプローチに敷かれた瓦にもあります。

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瓦のいろんな断面や平面を組み合わせてデザインされています。

ちょうど雨が降ってきて瓦がほどよく濡れて素朴さに渋さが

加わりしっとり。

素焼きの瓦の色から暗いイメージもありますが

こけや植栽などの緑が加わると表情が柔らかくなります。

見ていると楽しくて

『今度やってみようかな』なんて思ってしまいます。

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瓦と言えば地震が来るたびに屋根の重さが問題視され、その需要が減っていった経過があります。

大量の土を載せながら葺く土葺き、かつては粘性のある土を下に敷き瓦を押し付け

安定させて葺く方法がとられていました。

瓦は焼き物だから当時の技術では均一のサイズに焼き上げることはかなり難しかったと思います。

そのため現場作業には熟練技術も必要だし、土がベースだと作業は天候にも左右され

ブルーシートもない時代、特に雨対策には知恵があったのでしょうね。興味あります。

 

和瓦は耐久性には優れていますが、土葺き瓦はずれやすくそのために雨漏りを起こしやすいので

葺き替えをお勧めすることになります。

2階建てなどで建物の構造が強固でないときは、思い切って瓦を下ろし軽い素材で葺き替えることもあります。

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屋根集熱のソーラー技術を扱う育暮家の家の屋根は、金属葺きが多くなっていったのですが

瓦の魅力を再認識し美しい屋根の住まいを増やしていけたらいいなあと思います。

 

今月、静岡民家の会では屋根瓦をテーマにした勉強会を開催します。

会員外の方も参加できます。

会場は藤枝市内のかやぶき古民家を利用した古民家カフェぶらりさんです。

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Posted by sample5 2019/02/05/火 09:19 am Category:育暮家コーチ杉のfoot-path