2018.08.04.土 猛暑と住まい・VOL2 新たな「夏を旨とすべし」

理科年表1

これは何のグラフ?

実はこのところの猛暑が今後どうなるの不安から

各地の気温の変化をアバウトですが事務スタッフにグラフ化してもらいました。

横線グラフにすると分かりやすいですね。

先ずは冬季を見てみました。上のグラフ。

一番上が鹿児島、その下が東京大阪、一番下が旭川です。

30年間の変化ですが、間違いなく各地とも冬が暖かくなっていることがわかります。

 

理科年表2

各地の夏季の平均気温の変化もグラフ化してもらいました。

一番上が大阪で鹿児島、東京で一番下が釧路です。

夏も間違いなく気温が上昇しています。

このグラフを見ていると

この猛暑は今後も続くというよりもっとひどくなるのかも。

と心配になります。

やっぱり地球温暖化が進んでいる?。

皆さんも地元の気象台データから気温を拾って確認してみてみましょう。

 

いずれにしても40度超えが夏の日常となると考えると、家づくりは

新たな「夏を旨とすべし」を考えなければならない気がしてきました。

 

再度、グラフの冬と夏を比べてみると

北も南も冬季と順番が変わっているに気が付きます。

夏は鹿児島と大阪が入れ替わり、東京も上にいます。

やっぱり都市が暑い。これはヒートアイランド現象の影響でしょうか?

それとも地形と風?。

このところ地方でもミニヒートアイランドが起きています。

それは、車社会の中で増え続けている我が家のパーキング。そこが

コンクリート土間だったら、大量の熱が蓄熱される場所が生まれ

昼は日射と蓄熱の上下パンチを食らい、夜は温風が家を取り巻きます。

時にはその熱はお隣さんへも影響します。深夜に動くエコキュートの騒音のように、夏の新たなご近所迷惑になっているのかも知れません。

なぜ、コンクリートにしたい?。それは主には雑草対策ですよね。分かります。

そうは言ってもできることなら砂利敷きやグリーン化などのパーキングにしたいものですが、

例えばこんな方法もどうでしょうか。

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このイラストは育暮家ハイホームスのエネルギー自給住宅のモデルです。

※無断転用しないで下さいね。

一つの提案はパーキングのコンクリート土間を暑くさせない工夫です。

パーキングにコンクリートを打ちたいとしたら、パーゴラや屋根をつけて日陰をつくり

コンクリートに熱をためさせないようにする事です。予算のことあるので、もし青空パーキングにするなら土のままにしておきましょう。

そして屋根をつけたらその屋根には太陽光発電を載せて電気も作る仕掛けです。

既に既製品が出回っていますが、大型化する台風にも安心なつくりにしたいものです。

ついでですがこうすると本体の屋根に太陽光発電を乗せることなく、屋根をできるだけ美しく保つことにもなります。

いかがでしょうか。

 

日陰をつくるといえば軒や庇の役割があります。でも最近、庇がない家が増えているように思います。

高気密高断熱の家が主流になっていく中でとっても気になります。

魔法瓶のような高気密高断熱の家では冷めにくい家になっていて冬は暖かく快適になります。

でも、一方、夏に太陽の熱を家に侵入させたなら、熱の逃げ場所がない冷めにくい家はオーバーヒートしてしまいます。

これは野池政宏さんが書いた「パッシブデザイン講義」の中のイラストです。20180804225348-0001

ちょっとややこしいかもしれませんが、熱の移動を説明しています。

熱をうまく移動させることが大事な事を言っています。

 

住まいと健康がキーワードになり、夏もよく、冬もよくは欲張り住まいではなくなりました。

家のつくり方が大きく変わってきているだけに、もっと勉強しなくっちゃです。

 

https://www.jma-net.go.jp/sapporo/tenki/kikou/kikohenka/ver2/report.pdf

「これまでの120年とこれからの予測」

このアドレスは札幌管区気象台のHPにあるものです。

真剣に地球温暖化を危惧していることが伝わってきます。40度超えの気温の心配は薄いとしても日本で唯一亜寒帯気候の北海道だからの心配ごとがありますね。

北海道は日本の高気密高断熱の発祥の地です。健康と住まいの関係が明らかになるにつれ

暖かな家の重要性が高まって、北海道並の住まいの性能が目標になっています。

夏をあまり意識してこなかったそんな北海道の家も気温上昇が続くなか、次の一手工夫が必要になってきたのでしょうか。

次は暑い夏、遮熱と断熱強化ポイントを育暮家なりに考えてみます。

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Posted by sample5 2018/08/04/土 11:19 pm Category:育暮家コーチ杉のfoot-path