2018.10.30.火 職人ミーティングで台風被害と対策を総括

職人ミーティング

育暮家では職人さんや素材資材業者さんと情報交換や技術などの検証のための

ミーティング(職人ミーティング)を月1回開催してます。

職人ミーティングは全部で5つの部会で構成され

5か月でローテーションしていきます。

今月は屋根・板金・サッシ・鉄骨部会です。

テーマは先の台風被害に関してでした。

皆さん、修理依頼を多数抱えていてようやく20%ほど消化できたとのことでした。

知人、友人、見知らぬ業者など様々なところから依頼があり、自分が施工に携わっていない物件も多く

考えると気が重いとのことでした。

修理依頼者は損害保険を利用されることが多く、点検、見積もり、応急処理と仕事が一度では終わらず長引く要因になっているようです。

そこに、資材不足が重なり催促されても返答に苦慮するばかりとのことでした。

皆さんの話から今回の台風被害は風によるものが多いことや、

大きな被害というより小さな被害が数多く発生したことも再確認することになりました。

そして風ゆえ建築物以外へ2次3次被害も多かったようです。

飛来物で車、窓ガラス、屋根、羽目が破損、そしてそれらが複合していく様子が報告されました。

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この写真は被害修理ではありません。板金屋さんが増築工事で取り合う部分の処理をしているところです。

台風被害に追われる中、進行中の新築やリフォームへの対応も待ったなしで手が足りません。

 

ミーティングの最後に、被害を少なくするにはどうしたらいいのかも話し合いました。

被害報告から、被害の多くは経年などによる劣化、特に下地部分の劣化に起因するものが多いことがわかりました。

下地部分だけに劣化状態を目視で確認することは難しいと言えます。

強風を受けてから劣化が表面化する。建物被害がありそこで下地の劣化に気づく。

下地のメンテナンスが必要であることや「施工時の下地素材や工法選びも大事だよね」とみんなで共有しました。

それを受けて、今回の被害を部位や原因ごとに整理し、今後に活かすことに。

職人ミーティングの課題に、災害に備えるメンテナンスメニュー作りを加えることが決まりました。

 

今年は週一の台風来襲と長雨に建築現場だけでなく、農産物そして家庭の庭木も悩まされました。

自然災害の増加はこれから深刻さを増すことが予測されます。

大きな災害に見舞われると人手不足も重なって災害復旧のめどが立ちにくくなります。

自然災害と如何に向き合うか。これまで以上に深刻に感じたこの数か月です。

災害に備える住まいには人、素材、技術の向上、

そして日頃からの作り手と住まい手の関係づくりが被害を軽くし

いざとなれば連携してことに当たることで人出不足、資材不足に対応していく。

あたらしい家守りの在り方が必要になったと思います。

 

ハザードmapや被害想定が詳細化する中、リスクばかりを恐れて安易な行動で

本当に大切にしなければならないことを見失なってしまう。

それだけはないように心していかなければと思います。

 

今も応急処理でお待たせしている方もいらっしゃる中、

「頑張ろう」と職人さんたちと声かけあって今日のミーティングは終了しました。

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Posted by sample5 2018/10/30/火 04:31 am Category:新社長の It's fineday