2019.05.31.金 集まれ、若者!...頑張って風景とインフラを維持していく

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これは島田市に住む山田大工さんが送ってきてくれた写真です。

散歩中に撮ったものとのことですが、

何か心が動かされたというのです。

煉瓦造りのかたまりを鉄の帯で締め付けている?。確かに興味が湧きます。

何だろう?ともう一枚を見ると、わかりました。

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大井川に架かるJR東海道の鉄橋の支柱でした。

私が西に向かう新幹線に乗るときは、掛川駅が最寄りの駅になります。JRローカル線でこの上を通って掛川にいきます。

この鉄橋はいつ頃架けられた鉄橋なのでしょうか?。

それにしても頼れるインフラです。が、このように頑固に補強を施されなお、私たちを支えてくれていると思うと

また、違う感慨が沸いてきます。

実は数日前、私もこの橋のたもとにある、落合製材さんに出かけたときに

この鉄橋とその横に並んでいる、旧国道1号線の鉄橋の写真を撮ったのでした。

最近、古民家に関する相談が増えている中、経年する美しさ、経年美のお話をさせていただくこともあります。

その延長線で普段何気なく見ていた、この古き鉄橋の姿が気になってきていました。

「まあ、詳しい歴史や構造はともあれ、近くによってみるか」って感じで撮ってみました。

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横長、スマホならではのカットですね。

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近くに寄っていきます。

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鉄橋は上下線の2つ並んでいますが、写真左側、下流側の方が古いとわかります。最初は単線で始まりその後復線になった経緯も分かります。

この写真にも鉄橋のポストが見え、補強の帯も見えます。

ここに目がいかなかった。気が付かなった。大工さんに1っ本です。

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反対側は

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トラス構造の力学や製鉄技術の歴史の勉強にもなります。

接合部にはリベット打ちと言って鋲が打ってありますが、

熱く焼いた長めのピンを穴に入れ,打ちつけて丸く頭を作り抜けないようにする工法です。

今では高性能なボルトが接合部を作りますが、ボルトが性能を上げていく前の部材をつなげる方法です。

この鉄鋼工法の歴史は技術屋のノスタルジックな部分ですね。

こんなブログもあります。

続いてこの鉄橋から500mぐらい上流に架かる,旧国一の鉄橋です。

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近づきます。

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JRの鉄橋より新しいことがシンプルな骨組みからわかります。

水色に塗られています。

色はどなたが決めるのでしょうかね。

JRと国道、管理者が異なるので色決めも異なる人、考え方によるのでしょうけど

これからは、地元の人が専門家、アーティストの意見も聞きながら決められたらいいなあと思います。

2つ橋を一体にとらえて配色する...楽しみです。

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日本各地の橋にはたくさんの鉄橋がかけられていますが、橋と言うのは残したい風景を作ってくれる素敵なインフラだと思います。

私達の仕事は家づくりなのですが、新しい家ができるたびに風景が壊されていく、と批判されることも多くなっています。

橋は一度架ければそうたやすくつくり直しが効かない大きなコストが必要な工作物です。

丁寧なメンテナンスで長く維持されていく。風景を維持しながら。

家もそうありたいと思います。

やがてこのローテクの橋の上を自動運転の車が走るときがくる...どんな光景になるのでしょうか。

運転はAIに任せて、この鉄橋をゆっくり眺め眺めながら渡る・・・

 

大井川と言えば蒸気機関車。最近ではこのトーマス号が人気です。

3年ぐらい前の写真です。

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d-51 でこいち、の歴史を刻んだ体に子供たちの夢を乗せた機関車です。

大井川の森も夢と元気をもらっています。

大井川には大井川鉄道とともにある鉄橋が風景を作っていますが、

このトーマス号がそのインフラ維持を支えてくれています

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今、空き家問題が大きくなっていますが、日本の伝統的古民家も空き家になるケースが増えています。

おじいちゃん、おばあちゃんがかろうじて住み繋いでいる家が多いのですが、

どのようにつないでいけばいいのか、私たちの課題でもあります。

このトーマス君のように古民家暮らすことに夢を吹き込むことが出来たら・・

実は今、古民家のパンフレットを作っているのですが(2年もかかって)50ページ近くになってしまいました。

古民家に暮らす方と私たちの接点になるようなパンフレットに仕上ればと思っています。

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菊川で古民家リフォームが進んでいます。

担当は30代のスタッフです。古民家に住んだ経験がないスタッフが一生懸命住まい手さんの思いに応えようと頑張っています。

最近ではなかなか小さな工務店に人が集まりにくくなっています。

お客さまの価値観や工法や材料も多様化し、本当に大変だけど夢はある仕事です...

伝統や風景をつないでいくのも、次の世代に任されるようになりました。

あつまれ、若者。

 

あの鉄橋を支える、鉄の帯で強く、強く締め付けられながら私たちの暮らしを支えてくれる橋脚。

古民家もリフォームも同じ側面があります。

家も橋もつなぎ方への考え方は同じ。がんばろう。

 

つい長くなってしまいました。橋の写真ばかりで飽きてしまった?かもです。

 

コーチ杉

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Posted by sample5 2019/05/31/金 11:02 am Category:育暮家コーチ杉のfoot-path