2019.11.21.木 【大井川の森】に出かけてきました。

静岡県の「森の力再生」事業とコラボして毎年開催をしている

大井川の森に間伐体験へと出かけてきました。

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OB住まい手さんや、これから住まいを考えている方、育暮家のスタッフ

とその家族大井川の森を訪ねる山行のバスツアー。

今回は、八高山の伐採現場に。

林道をバスで進み現場に到着するとヒヤッと肌に冷たい森の空気、

今年はじめて、はく息が白くなりました。

集合場所であった落合製材さんから1時間ですが、そこは全く温度が違いました。

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車をおりて、伐採現場へ向かう途中に
森林整備課さんより平成24年に落合製材所さんで間伐した大井川の杉、桧の森の再生現場の紹介がありました。

ここにはもともと、1ヘクタールに1700本程度の木が育っていたようで山肌には日が当たらずに、

下草も生えていなかった暗い森だったようです。

ずいぶん前から言われている山の荒廃への対応の遅れが続いています。

先日の台風による大災害では、整備されていない山が大きな二次災害へと繋がったとも言われ

地元の山の木を身近にする私たちも気が重たくなります。

日本の住まいは近くにある地元の山の木を使って家づくりを進めてきました。

その木の家は日本らしい暮らし文化にもなりました。

 

日本の森では戦争で多くの山の資源を使い果たし、戦後その復興と

未来へ向けて資源投資として各地で大きな造林が行われました。

 

ところが 近年、日本の家づくりの形が多様化し、木質系以外の家や輸入材での家づくりもあって

切時期を迎えた森の木は、期待した通りの使われ方ではなくなりました。

メディアでこのところよく耳にする人手不足は、山の現場ではより深刻で早くから担い手不足は課題になっていました。

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こんな感じに、1ヘクタール当たり1000本と適正量ぐらいに整備された今では、

斜面に日光があたり下草も生えてきています。

まだまだ木々は成長過程にありますが、成長への環境も整備され、山を見守りながら大きく育ってやがて

皆さんの住まいの材に育って行ってくれるでしょう。

最近では様々な木の使い方が開発されたり、また啓もうなども進み、20代だった国産材の使用率が30%を超えてきたようです。

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車から降りて少し歩くと伐採体験の現場に到着しました。木こり職人さんよりレクチャーを受けて・・

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「うんとこしょ、どっこいしょ!!」

次の時代を担う、子供たちが力をあわせ、倒木のお手伝い。

もちろん、倒れる木からは安全な距離を保ってです。

 

ド~~ン!!

っと地面を揺らし、山に大きな音が響きました。

子どもたちの目はまん丸?

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樹齢70年の杉の木がゆっくりと倒れて行くところを見ていると

現場で毎日、地元の木として当たり前のように使用している大井川の木材ですが

それは近くの森があればこそでそのありがたさを感じました。

地元の気候風土の中で長い年月とともに個性ある大井川の森の木らしく育った

山の命でもある杉や桧を使わせて頂いているのだなと・・

本当に感謝です。

 

自然災害が大型化する原因が地球温暖化が原因ではとの声が大きくなっています。

森の役割とその森の木を活かす木でつくる家づくりが、改めて大切なものになってきました。

私たちが住まい手さん、山の関係者、職人さんたちと続けてきた大井川の森の木(地産地建)の家づくりは

ほんの小さな力かも知れませんが何かしら役に立っているのは確かです。

これからも迷うことなく大井川の森の木の家づくりやリフォームを続け、

暮しの中の大井川の森をつなげ広げて行こうと改めて決意しました。

 

木こり職人さんたちの朝はとても早いです。雨で足元の悪い日や凍える寒さの中の作業は

危険も伴います。特に傾斜の多い日本の森は植林、間伐、伐採と作業は困難を伴います。

そんな厳しい山の作業にも日々山の木を伐り出してくれている人がいる。

伐採体験、植林体験を今後も続けて、子供たちの記憶に少しでも森の記憶が残ってくれたらと思います。

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ご夫婦で参加頂いた方からは

「本当に勉強になった。地元の山の木を使う意味が理解できました。子供もつれてくればよかったです。

次は家族みんなで参加したい!」

「山って気持ちが良いね~」

と声をかけてもらい、準備からお手伝いしてくれたメンバーはうれしい気持ちでいっぱいになりました。

 

間伐され、あたたかい太陽の恵みをいっぱい受けて自生した杉の赤ちゃんが見えます。

背伸びしているようですね。

そして「またきてね~」と私たちに呼びかけているみたいでした。

 

来年も企画します。是非ご参加ください。

 

Posted by sample5 2019/11/21/木 02:45 am Category:新社長の It's fineday