2020.02.12.水 インターネットの社会は自分の肌で感じることが大事なんだ・・ドイツの小旅行その4

 

そもそも、なぜドイツなの?

ブンデスリーガー?

20200211214234-0001

お世話になった街、フライブルグのチームは現在8位・・・

 

ドイツの町の名前は日本でもおなじみのこのドイツのサッカーリーグのおかげです。

すべてが初対面の町名とならず何となくどこにあるかも分かり助かりました。

あの熱狂的な会場に興味はありますが今回の目的はサッカーリーグ観戦ではありません。

 

なぜ、ドイツ?

近年日本の家づくりの現場では、進んでいると言われるドイツの環境施策や家づくりの手法そして

職人さん不足の課題からマイスター制度などへの関心が高まっています。

よく住まいの性能などでドイツと日本の住まいの違いが議論になります。

 

特に日本の住まいの断熱気密性能については、日本はいま発展途上でもあることから

比較対象としてドイツの基準が持ち出されます。

もちろん気候風土も違うので、同じ土俵で比較することはできません。

そんなこんなもありで、行ってみたいなーと思っていたのです。

 

インターネットの社会は自分の肌で感じることが大事なんだ。

 

お正月にたまたま見た塩野七生と高校生の対話・とうNHKの番組がありました。

 

日本人がローマ時代をテーマにした超ロング小説を書いた塩野さんと高校生の対話でした。

その中で(※録画して再確認したわけではないので細かい言い回しは違うと思います。間違いはお許しください)

こんなこと言ってました。

 

『インターネットの社会は何でも情報収集できるが

それだけに現場に行くこと、自分の肌で感じることが大事なんです。』

まさにその通りでした。

 

塩野七生さんはこんなことも

 

〇〇というフランス人が言った言葉にとして

「ドストエスキーという山に登ればトルストイという山が見えてくる、トルストイという山を登れば次に〇〇という山が見えてくる・・・」

※名前はかなりあいまい。私の後付けです。

まず目の前の山を登ること、そうすれば次に目指す山が見えてくる。

「そうだよなー。山を見ているだけでは何も変わらないよなぁ。」

高校生に向けて言っているのですが、ドイツに出かける前だった私には響いてきました。

とはいえ、この先の大きな山を目指し越えていくのは私ではなく、次の世代です。

でも、私にもまだまだチャンスはあります。目指す山を見つける気持ちと環境がある限り。

 

年齢なりの身体の不都合もあるし、望めば居ながらにしてネットから情報、データはとれるし、

とかとも思いましたが、ほんの短い時間でしたけどほんと行ってみてよかったです。

 

失敗もいいこともありました。

年寄りだからかもしれませんが、ドイツの人たちに助けてもらうこと多々ありました。

IMG_0509[1]

スイスの友達の家に向かうインターシティーの切符をインターネットで

超安く(半値以下で)買ってもらったのですが

それは乗り換えも含めすべての列車が指定される切符でした。

スイスのツーンまでの切符ですがバーゼルで乗り換えです。

「1回の乗り換えだ。OK」

ドイツの電車はこれまで乗った限り結構時間は正確でした。

下車、乗車のタイミングは時間で判断できるので、聴き取りに不安を抱える左耳のハンデをカバーできていました。

ところが、乗った電車が何かのトラブルで発車する時間がずれたのです。

じゃあ、時間頼みで乗下車の判断はできないかな、そう思いながら

「バーゼルで乗り替えだよね」と気楽な気分でいました。

 

やがて、「バーゼル何とか」のアナウンス。

「ここで乗り換えだ」重い荷物をもって下車。

トラック7、10:58に乗り換えだ。

7番線のホームに上がると

「あれ、電車がない?」

ホームにある時刻表見ても10:58発の電車がない。

 

途方にくれだしたころ、後ろから「どうしたんだい」と声をかけてくれたおじさん。

一緒に時刻表を入念に見てくれました。

「これしかないな」とうなづいて「切符見せて」と言われてインターネットからのコピーを見せると

「おー、すごく安いね」なんての一言。

「これもう使えないね。ここからの新しい切符買わないとね」と気の毒そうな顔で私を見ました。

そのあと、切符売り場まで連れて行ってくれて事情を話しながら切符を買うまで助けてくれました。

「実は、自分も間違えたんだよ」と笑ってました。

 

こちらがよっぽど頼りないアジアのおじさんに見えていたのでしょうね。

最後は何度も「このホームだよ!」と言って見送ってくれました。

そして私は It’s so kind of you と Danke schönの連発。

IMG_0513[1]

それにしても なぜ、間違えた?

バーゼルはスイスとドイツをまたぐ国境の町、

降りた駅、バーゼル バディッシャー駅が手前にあり、その後に乗り換えのバーゼル中央駅(SBB)があったのです。

ややっこしいなあ。

IMG_0514[1]

でも、親切なおじさんのおかげで1時間遅れで目的地に着きました。

結局、電車賃はちょっと安くなっただけでしたが、それよりなにより親切な心に

こちらの心は熱くさせられ気持ちのいい電車の旅でした。

 

今、オリンピックへ向けて多くの外国の方が日本にやってきます。

何かお返しができれば。

 

「人間は忘れ物をする生き物」誰かが言ってました。

この頃忘れるスピードが速くなっています。忘れないうちにいろいろ書いておこうと思います。

 

菜の花があちらこちらで一気に咲きだしました。もう静岡は春です。

IMG_0818[1]

 

■ ここをクリックして私の「ドイツの小さな住まいを考える旅」にどうぞ

 

 

 

 

 

Posted by sample5 2020/02/12/水 12:21 am Category:育暮家コーチ杉のfoot-path