2019.04.30.火 令和の時代につないでいくもの

明治、大正、昭和から平成へ。

新年号「令和」をむかえ、新しい世代が担う時代へ

私の気持ちは期待感で溢れています。

 

育暮家はいほーむすはこの7月にはは創業35年を迎えます。

昭和から始まり平成、そして令和の時代と続いてきました。

 

今回のブログは令和の時代のOMソーラーに想いを寄せてみたいと思います。

育暮家ハイホームスは大事にしてきたOMソーラーのメンテナンスを続けています。

変わりゆく令和の時代の日本の住宅にあっても、元気なOMソーラーの存在が

何かメッセージを持つような気がします。

OMソーラー創業時の豊かなOMの世界観がつながれているならば

何かを伝えることが出来るような気がしています。

 

OMソーラーは平成10年代に全盛期を迎えた太陽エネルギーを利用した住まいの技術です。

30歳を迎えるOMソーラーも数を増し、その多くがメンテナンスを必要としています。

2019年、2月から4月にかけて数件のOMソーラー更新工事のご依頼を受けました。

IMG_7310

写真はOMソーラーの初期タイプのものでお蚕さん方(お蚕型)と言われるものです。

こちらのOMソーラーのお住まいは私たちが建築させて頂いた家ではないのですが、施工された工務店の諸事情から私たちにメンテナンスの依頼がかかりました。

メンテナンス現場は、omソーラーを愛する住まい手さんたちのいろいろな思いを肌で感じる場にもなります。

他社で施工された住まいでも、OMソーラーのメンテナンスに伺うとOMソーラーの価値観に共感されているすまい手さんばかりで、お互い初対面でも直ぐに打ち解けてお話が弾みます。

私たち育暮家はいほーむすのOBさんだったかな?と錯覚するくらいです。

これもOM世界観がつなぐ技です。

IMG_8494

OMソーラーの歴史はまさに平成とともにあり、産声を上げてからは30数年となります。

年月が過ぎてもOMソーラーの基本技術はなんら変わることはありません。

ただ、OMを取り巻く環境対応技術やシステムそして、住宅の断熱などの住まいの性能が少しづつ変化し、

初期のOMソーラーだけではない多様な選択肢で太陽の恵みと向き合う時代となりました。

そんな中にあって、OMソーラーのメンテナンスでお会いする住まい手さんたちは、住まいの設備の選択に当たって、明確な優先順位を示されます。

太陽の熱や光、風を利用し、設備にたよりすぎない自然な暮らしパッシブデザインを優先され、その大事さを話されますます。

私は育暮家ハイホームスをバトンタッチし、先代が手がけたOMソーラーのメンテナンスを引き継ぐことになりました。

メンテナンスで出会う住まい手さんから教えていただくことがとてもたくさんあります。

日本らしく、静岡らしく四季を楽しむ暮らしの実践や考え方に出会うことは、OM歴の浅い私にとって、OMの魅力を体と心で受けとめる貴重な機会になっています。

そしてそれは、時にして変えてはいけない家作りの価値観を学ぶ機会にもなります。

IMG_8235

この写真は育暮家ハイホームスが20年前ごろ施工させて頂いたお住まいです。

OMの点検に2階に上がらせていただくと、木の色がとってもいい感じのホールが現れました。

木の家ってこんなに味わい深く経年するんだーと気づかされました。

「OMを点検して下さい。」そんなお電話を頂くと、ちょっと緊張することもありますが、

建築後の育暮家の家に会える楽しみのほうがずーっと大きいですね。

 

「OMソーラーが止まっているのかしら?」

「床の空気の吹き出しにティッシュを置いて見てください」

「ふわっと舞うようになりますか?」

OMは単純なしくみだけに動いているかの確認も単純です。

 

※OMソーラーについては下のイラストを参照下さい・

(屋根で受けた太陽熱を棟から取り込み床下へ暖気を送る仕組みです)

img_4

屋根で暖めた空気を床下に送って床暖房するシステムです。

 

先日も旧OMソーラーから新しいOMソーラーに取り替えの依頼を受けました。

池上さん

お見積もりをし了解いただき、部材が納入されたら、取替え作業に取り掛かります。工事は電気屋さん、水道屋さんとの連携で行います。

om取替え工事は、ずーっとお世話になっているベテラン電気屋さんにお願いします。

狭い小屋裏での作業は水道屋さんと阿吽の呼吸が作業効率を上げます。

屋根裏は季節によっては過酷な環境になります。私も、一緒に小屋裏に上ることが多いですが50度近い温度の中での作業に手間取る時もあります。

OMソーラーは少しづつ進化して来ました。

すると当然、仕様や形が異なるものも多くなります。

特に他社が施工されたものはメンテナンスの段取りを変えなければならないところもあり、ここで頼りになるのがベテラン電気屋さんです。

毎回、問題なく工事が進む裏には,長くOmとともにあり失敗を活かしてきた関係職方の存在があるからです。本当に、感謝です。

IMG_8693

工事が終わり、ティッシュペーパーを1枚吹き出し口に近づけます。

ふわーっとティッシュが舞い上がった瞬間

「まった、まったよ!」

「(久しぶりの)あったかさ感じる!感じるよ!」

と笑顔で、大喜びしてくれました。

すごくうれしい気持ちになりました。

OMソーラーがつないでいく価値観。その価値観を育暮家が変わらずがつないで行けば笑顔もつないでいける。

そう強く感じました。

IMG_8491

これは旧タイプのOMソーラー制御盤です。

2222

そして今回取替え工事にによって新しくなった制御盤です。

新制御盤はコンパクトでスリムになり、温度調整はアナログからデジタルに替わりました。

ネットにも繋がりデータがクラウド上に蓄積されます。

操作も自動が増えて、これまでのように自分で手加減する事は必要なくなりました。

四季の温度を感じながら自分好みに楽しまれていたOBさんからは、

「ちょっと寂しいなぁ」とのコメントも頂きます。

そうか、何もかもがお任せが喜ばれる事ではないのですね。

 

新しいOM制御盤に変わった壁面には新築した当時、ご主人が書いたOM設備図とお引き渡し時の記念写真が貼られています。

よく見ると育暮家ハイホームスの先代の若かかりし日がそこにありました。

私が言うのもおかしいのですが、

家は住まい手さんも作り手も世代を超えてつながれていくものだなあーと思いました。

IMG_8657

令和の時代は、AIやIotが進化し、「この次のOMソーラーのメンテナンスは大きく変化する」

メンテナンスだけでなく「OM自体が形を変える」、

と思いながら、そのなかでやっぱりいつまでも変わらないいてほしいものもあるし、

果たしてどんな選択を提案できるか複雑な気持ちです。

 

だからこそ、令和の新時代も育暮家の住まいのコンセプト

”大切なものを残し育む住まい” を忘れないようにつないでいきます。

その先にきっと令和の時代の住まいの形が見えてくる気がします。

 

令和時代の主役となる子供たちが自宅の小さな畑に作物の苗を植える姿をみて、

なんだかほっこりしました。

VRPM9943

 

 

Posted by sample5 2019/04/30/火 07:30 pm Category:新社長の It's fineday