2019.01.12.土 かまどガール・かまど女子、発見

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静岡の平屋部では見かけることが少なくなった霜柱、

ここ、藤枝市大沢、育暮家移築古民家「青野さんっち」の暮のことです。

静岡民家の会恒例のお正月に向けた餅つき会がありました。

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一人2升づつのもち米を持ち込んで約30臼のお餅つきです。

そこで活躍するのがかまど、もち米をいい感じに蒸してくれるのですが

そこには火の番、かまど番が必要です。

今回は若い女性の皆さんが担当してくださいました。

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もち米は約15~20分で蒸しあがるのですが、かまどの火加減,もち米の蒸し加減を見ることも初体験?

の皆さんはちょっと緊張気味?です。

もちの数が多いのでかまどはフル回転。

かまどへのマキ供給は休むことなくひっきりなしです。

見ると一生懸命に薪を割って上手にかまどに薪を入れ込む(くべる)人がいる。

かまどガール・かまど女子の発見です。

「火を見てるといやされるー」

「巻き割り、飽きないよ」

「ここからここへ熱が伝わって真ん中にある茶窯のお湯を沸かすんだって」

「見えるでしょう」

「ほんとだー。無駄ないよね」

「かまどの熱でここが一番あったかいところだよねー」

かまどの前でかまどガールさんたちの”ガッテンダ”、は

笑い声とともに盛り上がっていました。

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2019年が明け気持ちも新たにスタートするこの時期、

平成から新年号に変わる年でもあり、何かいつもと違う期待や希望を抱いてしまいます。

一方、此の先の10年はテクノロジーの急激な進化が予測され

人も暮しもその激しい変化の渦の中で右往左往しそうな気がします。

今まで経験したことのない世界へ突入していくのではと不安も持ち上がります。

でも、かまどガールたちは何か気づいみたいです。

何も未来だけに「未知の世界がある」のではない!ってことを。

 

かまどが普通の暮らしから消えて久しくなり、かまどを見て

かまどのある暮らしを懐かしく思う人は次々と去っていきます。

代わりに未体験で、はじめてみるかまどに気づきと発見にワクワクする世代が動き出す。

当たり前だけど、未来の未知の世界には触れることは出来ない、でも

過去の未知の世界には、近づき触れることが出来る。

次世代を生きる若者には2つの未知があり、”未知との遭遇”の楽しみが倍あるということです。

勝手に「かまどガール」と呼ばせてもらった「かまどガール」さんたちは焚口からの赤外線で

顔を赤らめながら、かまど時代の暮らしに思いを寄せているように感じました。

 

「かまどガール発見!」と言ったら大きな笑い声と「それいいよねー」ってと返っってきました。

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かまどで蒸したもち米を木の臼で自分でついてお正月に備える。

このイベントのコンセプトです。

特にかまどガールの皆さんは自分でかまどで蒸し、ついたおもちで

新年を迎えられ、例年より心地よいお正月だったことでしょう。

 

里山の暮らしは小川、畑、雑木林で成り立つといいます。

その雑木林は人が管理し循環させてきた大事な暮らしのエネルギー源の林です。

雑木林はかまどや囲炉裏で使う循環する自然の恵みの燃料を供給していました。

数年単位のサイクルで切り出すエリアを決めて順番に切り出していたという

裏山の雑木林の後を見せてもらったとき、感激したことを思い出します。

このロゴを目にすることが多くなりました。

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持続可能な開発目標(SDGs)

2015年国連サミットで採択された、17の目標と169のターゲットからなる持続可能な開発目標(SDGs)[別窓]があります。

SDGs・・今年はこのアルファベットも目立ってきそうです。

青野さんちの活動もその端っこにあったらいいなあと思います。

 

かまど体験、こんなちっちゃな過去から習う未知体験でも持続可能な社会づくりのヒントを

得る機会になるかも知れない。

それを伝えてくれるかまどガール・かまど女子の数が増えていく・・

青野さんっちはそんなお手伝いができる場所に育っていってほしいなあと願いながら・・。

暮の青野さんちからの報告でした。

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Posted by sample5 2019/01/12/土 11:08 am Category:育暮家コーチ杉のfoot-path